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「千思万考」ブログサイトの試験的に設置されたブログです。 いつの日にかのための設置なので、それまで試験的にUPしていきます。
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「お邪魔します…」

なんの返答もない部屋にズカズカと上がる。

何日がたっただろう。
毎日、宮城は家に帰ってくるが書斎にに引きこもりっぱなし。

俺のために帰ってきてくれてるってのは知ってるけど、

話せないなんて…

後ろ姿しか見れないなんて…

隣にいることができないなんて…


寂しい。
我が儘言ってはいけないって知ってるけど、これが今の宮城の一生懸命の俺に対する優しさってわかってるけど…

いつまで我慢すればいいんだろう。

今日は休日で天気も良いっていうのに、その気持ちのいい天気すら知らないんだろう。

「天気いいなぁ……」

呟いても俺しかいないリビングには、小さく声も消えていく。

春先で気持ちのいい天気で風も吹いてるのに、心はどこか冷たく吹き荒れる。

「はぁ……晴れてたって、布団干すことくらいしかできねぇよ…」

温かい布団に入って寝たら、いい夢見れるかな?
宮城といられる…


布団…?

干す……?


「あ!」

思い付いた俺は、寝室に行き、布団を持ち出す。

「よいしょっと。」

重い布団をヨタヨタと危ない足取りで運ぶと、ベランダに干す。


陽をいっぱい浴びた布団で寝れば宮城の仕事疲れがとれるかな?
もしかしたら、ぐっすり眠れて俺の夢を見てくれるかもしれない。

夢の中の俺ってのが悔しいけど、どんな形でも俺という存在が宮城に会えればいいや。

「それにしても、いい天気だな」

再びソファーに座ると、射す陽の光に瞼がうつらうつらと上下する。

陽の光も気持ちよくて、風も優しく吹いていつのまにか眠りに落ちていた。


『……ぶ』

『し……ぶ?』

ん?
誰かが俺のこと呼んでる。
『忍?』

あ、宮城だ。
宮城が俺のこと見てる。
俺のこと呼んでる。

久々に会えたなぁ。
やっぱり夢でも嬉しいや。
「みや、ぎ…一緒に寝よう?」

夢の中で一緒に眠れたら、なんか幸せな気分になれそう。
話したり、隣にいるのもいいけど、宮城のたくましい腕で抱きしめられたまま眠れたら、また少しだけ宮城に会えない寂しさに耐えられるかもしれない。

『しのっ!……あぁ寝るか』

驚いた顔をしてたけど、いつもみたく優しく宮城が微笑んだから、俺も笑った。
普段は笑顔なんて恥ずかしくて見せないけど、夢の中なら見せてやってもいいかな。

今度は本物の宮城と寝れたらいいな。

宮城の腕に抱きしめられながら俺は夢の中で眠りに落ちた。





「あー、仕事が一段落ついたー。」

ずっと書斎にこもってばかりだと時間の感覚がおかしくなりそうだ。
会えなくて忍には悪いが、あと少しだけだからな。

ガチャ

コーヒーをいれにキッチンへと行こうとすると、ソファーで動くものに気が付く。

「忍?」

除き込めば、縮こまりソファーで寝ている忍がいた。
「来てたのか…」

来てるなら、声をかければいいものを。
いや、こいつなりに俺に迷惑かけないようにしてくれているんだ。

忍を見てたら気持ちのよい風が吹くのを感じた。

ベランダの方を見れば、陽は落ちてきたがまだ気持ちのよい陽が射し込んでいる。

「あ、俺の布団…」

忍が干してくれたのだろうか?

今あの布団で眠ったら気持ちいいんだろうな。

いやいやいや、まだ仕事が片付いたわけではないし。
それよりも忍をしっかりした所で寝かせてやるか。

「おい、忍起きろ。」

「しのぶ?」

何度か呼び掛ければ、ゆっくりと瞼があいた。
焦点が合っているのか合っていないのか、見つめる忍。

「忍?起きたか?」

「みや、ぎ…一緒に寝よう…」

「しのっ!?」

寝言か?
だけど、とろんと眠そうな目で見つめられその気になってしまいそうな自分がいる…

だけど…

久々に会えて、ずっと忍を抱きしめていたいという衝動にかられる。
布団もちょうと気持ち良さそうだしな。

「…あぁ、寝るか。」

眠気眼な忍を抱き上げると嬉しそうな笑った。

あぁ、久々にゆっくり寝られるかもしれない。

忍を抱きしめ、起きたら隣にいて、最初に見られる。
陽をたっぷり浴びた布団に忍を寝かせ、俺もその横に滑り込む。
寝息が聞こえるくらい近寄らせ抱きしめる。
久々の忍の温もりだ、温かい布団よりも温かさを感じる。

まだ寝るには早い時間だが、たまにはいいだろう。

起きたら隣で驚いて真っ赤な顔をしてるであろう忍を想像しながら、俺も眠りにつく。


おわり。


************************
久々のテロ短編。
何を書きたいかわからんけど、ね(笑)
小説を書くのは私生活が影響すると最近思ったり思わなかったり(笑)

明日明後日は休みで、同室の子がいないんで、のんびりしま~す(´∀`)
布団干して、洗濯干したいなと思ってできた小説ですたぃ(´ε`)ゞ
しょうもない小説でごめなさっ!!

一人は寂しいけん、なんとかやります♪笑
明日は主婦だ☆★笑
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最近、というかここ数日

忍に避けられてる気がする。

「忍、お前そんだけしか食わねぇのか?」

「え?…うん……」

また目を反らしやがった。
しかも夕飯をいつもの半分も食ってねぇし。
どっか体調でも悪いのか?とも思うが、それ以外は元気だ。

「忍、今日は泊まってくか?」

何か悩みがあるなら聞いてやりたい。
俺が助けられるなら尚更何かをしてやりたい。

「えっ?いいの?」

嬉しい顔をした忍を見て、避けられていたのは俺の気のせいだったんではないかと安堵していた。
だが……

「あっ……や、やっぱいい…」

何かを思い出したように、焦るように断られた。

終いには帰ろうとするし。

「おい忍、待てっ!!」

怒鳴り、逃げる手を捕まえればビクリと体を震わせた。

「忍、最近俺を避けてないか?」

「っ!……そんな、こと……ねぇよ…」

一瞬ビクつき、そんなことを言われても嘘をついているようにしか思えない。

「忍っ!」

「うるっせぇな……」

なおも顔を反らしたまま言う忍に俺は痺れを切らしてしまった。

「忍っ、こっちを向いて言えっ!!」

「っっっいってーーー!!」

頬を掴み、前に向かせれば忍は悲痛の声をあげた。

「え?おいっ?忍?!」

「痛っ~~~」

左頬を押さえながら座り込んでしまった忍を覗きこむと、目に涙を浮かべていた。

「お、おい?」

呼び掛ければ、キッと睨まれてしまった。

「し、忍…どうかしたのか?」

睨んでいた目はまた気まずそうに反らされる。

「……なんでも、ない…」

「なんでも無いわけないだろ?!左頬、どうかしたのか?」

触ろうとしたら、過剰なまでに逃げられた。

「なっ、なな、なんでもねーよ!?」

「忍……お前、まさか……」

「……」

「……虫歯か?」

「っ!!」


体が震えた。
これが……答えか。

「お前なー、歯医者行けよ。いつからだ?」

「一週間前……から…」

「…そんな、前から……」
そんな前から痛みを我慢してたなんて…
しかも歯医者に行ってないだと?

「で?」

「?」

「俺を避けてたのは、それのせいか?」

聞くと俯いて忍は言った。

「だって……宮城、キスするとき、頬触るじゃん。それに……」

俯いていてもわかる。
耳まで真っ赤にして…

「それに…舌とか…入ってきたり……したら……」

そこまで言うと恥ずかしさからか抱きついてきた。
そんな仕草が可愛くて、頭を撫でてやる。

「でもなー、忍。虫歯治さないと…ずっとキスしてやれないな。」

「えっ?!」

俺の言葉に驚くと、顔をあげ悲しそうな表情をした。

「だって、そうだろ?忍は歯が痛くて、触られるのも嫌なんだろ?」

「………治す」

「ん?」

「治して…宮城とキスする!!」

まるで、覚悟しとけよと言うばかりに忍は言い切る。

(はぁ……ったく、どこまで可愛いんだか?)

「しっかり治せよ。」

「おう!」

次の日、歯医者に行って目を腫らせて帰ってきたのは言うまでもない。



おわり。



************************
歯が痛くて泣く忍ちんに一票!!笑

あ、よ、読んで頂きありがとです。
なんかこれもゴミ箱行きっぽいな(笑)
だめだ…なんか、最近短編はだめだめ過ぎるのしか書いてないです。
まじめな話が書きたい。。。
このネタとか、今日私が歯医者行って「虫歯できちゃったね~」と言われ、治療してもらったからできました。
検診行ったら虫歯見つかってしまった(´Д`)
おやしらずはまだ大丈夫みたい。。。

はぁ、真面目な話考えよ。。。
夢音ちゃんと廻のメールでの妄想を小説にしてみました!!
どうゆう萌妄想ワールドかはご想像にお任せ(´∀`)笑

糖度120%


************************

「覚悟しろよ!!///」

「あまり煽るな、忍。」

どんな経緯からこんな会話になったか今じゃ思い出したくても思い出せないが、まるでかかってこいと言うコイツが悪い。

仕事から疲れて帰宅すれば、部屋の鍵は開いていて。
それは忍がやってきていることなんだって教えてくれてるも当然だった。

だけど当の本人の姿は見えなかった。
いつもならキッチンにたち、キャベツとにらめっこ状態で格闘しているのに。

暫く静かなリビングに立ち尽くしていれば、扉が開かれ忍が入ってきた。
「あ、もう帰ってきてたんだ。」なんて熟年した夫婦のような発言にも気になったが、むしろ今目の前に立つ忍に目が釘付けになってしまっている。
目の前にいる忍は風呂上がりのようで、頬を蒸気させ逆上せたような少し潤んだ目をしている。
服はしっかり着ているものの体をしっかり拭いていないせいか、服が体に張り付きラインが丸分かり。
鎖骨も見えすぎだ、バカ……

忍が悪い。
そんな状態なのも、あの発言も。



「あ、あおぉ?!///」

無意識なのが一番手に終えない。
俺を殺すきか!?

それに……

(バカ可愛すぎ…)

「み、みや…ぎ!///」

可愛いなんて考えてたら急に忍が飛び付いてきた。

「わっ、ちょっ忍?!」

ドサッ

ドカッ!!

人が倒れこむ音と、

俺が頭を打つ音が部屋に響いた。

「……痛っ……」

「あ!ご…ごめんっ!」

頭を押さえていたら、状況に気が付いたのか、忍が俺から離れようとした。
忍が抱きついたときに香った匂い。
俺の使ってるシャンプーを使っているはずなのに、まったく香りが違く感じた。
むしろ甘く、忍の匂いが鼻をくすぐる。

気が付いたら離れようとした忍を引き寄せていた。


「……忍…」

「わ!…なっ、なんだよ…///」

俺の行動に驚いたのか、恥ずかしそうに目を反らした。

「…忍、こっち見ろよ。」

忍の耳に近づき囁くように言う。

「や…みやぎ…耳元、やめろっ///」

顔と耳を真っ赤にして睨む忍に笑が溢れてしまう。

「はは、やっと見た。…忍、少しは笑ってみろよ」

忍は滅多にというか、ほぼ笑わない。
俺は忍の笑顔というものを見たことがないのかもしれない。

「だ、誰が笑ってやるかよ!///そ、そんなに…見たい…なら、わ、笑わせてみろっ!」

そんな事を忍がいうもんだから…

(くすぐった…じゃ、笑うとは違うよな…じゃぁ…)

「好きだよ、忍。お前の笑顔、俺だけに見せて。」

また優しく囁いてやれば

「み、宮城になんか笑ってやんねぇ!///」

なんていいやがる。
嬉しいくせに。俺にここまで言わせておいて……

「この!やっぱくすぐってやる!!」

脇腹をくすぐれば、もがくように忍は暴れる。

「な!?やだっ帰る…!」

終いには帰るなんていいやがるし。
でも…

「わっ、こら暴れるな、忍っ!!」

離してやらない。

「ひぅ///」

包み込むように抱き締めれば、一瞬驚いた忍も少し大人しくなる。

「大人しくしないと、ちゅーするぞっ!!」

「ちゅー?…ぷっあはは!」

俺の発言は大真面目だった。
ちくしょう、笑いやがって…
それに俺が見たいのはこの笑いの忍ではない。

「黙らない口にはこうだっ」

「んっ!?んーっ///」

笑い続ける忍の口を塞いでやれば、また暴れだした。
まったく素直じゃない…

「ん…、お前の舌は素直なのにな」

シタバタしながらも、忍は必死に舌を絡ませてきた。

「みやぎの…いぢわる…///」

少し意地悪いこと言えばこうだ、うるんだ目でみやがって///

「だから忍…煽るなって……」

「みやぎ…///」

ちゅっ

と忍が触れるだけのキスをしてきた。

忍が悪い。
煽りすぎだ。

「忍っ」

向きを逆転させる。
忍を組しき、見下ろす形になる。

「わわ!!」

突然押し倒され驚いたのか忍は、潤んだ目で俺を見上げていた。

「忍……」

もう、理性なんかとっくに切れていた。

あんな格好で目の前に現れた忍が悪い。
あんなことを言う忍が悪い。

俺を夢中にさせ、もっと忍を欲しくさせるお前が悪い。

おでこに、蒸気した頬に、首もと鎖骨へと唇を滑らす。
可愛がるように、忍を感じるように。


「ん……みや…ぎ、ばっか…ずるい…///」

忍の体を這っていた唇は、忍により上げさせられればそこに柔らかいものが与えられた。

(忍、積極的だな…)

忍からもう一度キスを与えられると、恥ずかしそうに言葉を呟き抱き締められた。

「みやぎ…好き、だ…///」

「俺もだよ…」

抱き締められ、忍は頬を擦り寄せてきた。

(可愛いやつめ///)

「ん///」

可愛いくて可愛いくて

つい耳元を舐めると、忍は甘い声を出した。
その声に、満足した俺はもっと聞きたくなる。

舌を耳元から這い耳朶を甘噛みする。
耳の中を舐めると、更に忍は甘い声を漏らした。

「忍の声、もっと聞かせろ…」

「ひぁ…ば、ばか宮城///」

顔を見ると真っ赤でこのままでは熱で溶けてしまいそう。

「ふっ、可愛いな忍」

もう一度激しく唇を奪う。

「んぅ///」

激しいせいか息もつけぬ忍は空気を求め口をあける。

漏れた唾液が妖艶に忍の輪郭をなぞる。

唇を離せば、息をつくため荒く口を開けていて見え隠れする舌が厭らしい。

まったく無意識ってのは恐いな。

「忍、好きだよ」

「……宮城…」

一度ギュッと抱き締め、無意識に誘う忍へと唇を落とすのだった。



おわり。

************************

脚色87%
ゆめめぐ妄想度140%
ゆめめぐ変態度200%
テロ愛未知数


最初から最後まで激甘な話になった(´∀`)
廻一人では出来上がらない話だな(>艸<)

ゆめちゃんの甘妄想に感化されたよ(ノ´∀`)ノ

以上、合作でした!!笑

次回作も近いかな?!笑


ピンポーン


夜も日付がかわった時間にある部屋ではチャイムの音が鳴り響いた。

この家の主は不在。
だけど、その主を待ちわびる可愛い恋人、高槻忍はいる。

忍が、チャイムが鳴ったため扉を開けると待ちわびていたこの部屋の主である宮城がいて嬉しい気持ちになった。

だけどそれも一瞬のこと。
恋人の隣にいたある一人の男を見て一気に不機嫌になった。

「……こんばんわ。教授が酔ってて一人で歩けそうもないんで送ってきた………きました……」

酔った宮城を送ってきたのは弘樹だった。
弘樹の方が年上なのに忍の睨みから怯んで最後は敬語になってしまった。

「………どうも。」

忍は弘樹から宮城を奪い取るように引っ張ると、忍のとこに倒れてきた宮城の重さで後ろに倒れそうになったが、そこはなんとか踏ん張った。
弘樹が中まで運ぼうか、なんて言ったが忍は「いい」と一蹴。
弘樹の世話になんかなりたくないというのも理由の一つだが、部屋に入れたくないってのが本音。
ぶっきらぼうにお礼をいうと弘樹を追い出すように帰らせた。

そして、短い廊下なのに数分かかり、なんとか重い宮城を抱え寝室のベッドに運ぶことができた。

「ったく、連絡なしに飲み会かよっ」

寝ている宮城に忍は悪態をつく。
気持ち良さそうに寝ているのがまたムカつく、という感じで忍は荒々しく介抱をしていく。

皺になるから上着を脱がせ、寝苦しそうなネクタイを外していたら急に宮城が起きた。

「あれ~忍ちんだぁ。」

なんとも緊張感のない声。
「忍ちんが2人もいるし~」

「宮城……飲み過ぎ…」

睨んでも今の宮城には通用しないのか、むしろ忍を可愛がるように頭を撫でてきた。

「やめっ、ろよ!」

「なんで~?忍、頭撫でられるの好きだろぉ?」

なおも頭に手を伸ばしてくる宮城の手を払うと忍は立ち上がる。

「酔っ払いとなんか一緒にいられるかっ」

忍がドアへ向かおうとしたとき手を取られた。

「忍、どこいくんだ?」

「は?俺の部屋に帰るんだよ。おっさんも風邪ひかないように布団に入って寝ろよっ!」

再びドアへ向かおうとしたら、今度は勢いよく引っ張られ宮城の方へ倒れこんでしまった。

「な、にしてんだよっ!?」

顔を上げ睨みながら宮城を見る。
だけどそこには楽しそうな顔をした宮城が忍を見ていた。

「まだいろよ~。俺を待っててくれたんじゃないのかぁ?」

「酔っ払いの相手なんかしてられるかよっ」

「わっ!待った待ったっ。じゃ、じゃぁ忍ちん、帰る前にちゅーしてよ!」

「は?」

宮城の“ちゅー”発言にも驚いたが、まさか宮城から求められると思っていなかった忍は頭の中が真っ白だった。

「忍ちん、ちゅーしてよ!」

「い、いい年こいたおっさんが何言ってんだよっ///お、俺は帰るっ!」

離れようにもがっちりと腰を抱き締められ忍は離れることが出来ない。

「ちゅーしてくれなきゃ嫌だっ!!」

宮城が駄々をこねるように忍を見つめる。

「忍は俺にするの、嫌か?」

急に“忍”と呼ばれ、抵抗していたことも忘れる。

「嫌なわけ……ないじゃん///」

顔を赤くして俯くと宮城の手が忍に顔に伸びてきて上げさせる。

「だったら…忍からして」
宮城が優しく言えば、忍はおずおずと唇を近づける。
触れるだけのキスをすれば、今度は宮城から忍にキスをする。
それは甘く段々に深くなっていく。

(宮城……ずるいよ。)

忍は心でそう思いながらも、宮城のキスを受け止めていた。




おわり。



************************
はぃっ!
ゴミ箱行き決定な小説「Kiss me」でした~↓↓
まぁ、あれだよ。例の韓国ドラマのセリフを宮城に言わせたかったってだけが目的な駄文ですよ。
書いた後にやっちまったな~と思いながらも勿体無いので載せときます(笑)
うん。久々の純テロ短編で何かが間違えた気がします(´∀`)笑


大切だった人を失った時、自然に涙が流れてきた。

静かに

自分が流しているとも気が付かずに

そして、泣いてるのに気が付いた時にその人を失った悲しみに気が付く。



『5年目の恋』⑧




[宮城へ

宮城がこの手紙を見てる頃、俺は宮城の傍にはいません。
何も言わず突然いなくなってごめん。
宮城と離れてて、やっと気が付いた。
俺と宮城は年も離れてて、考え方の違いから無意味な言い争いもする。その度に宮城に迷惑かけてしまってた。
もう限界だって気が付いたんだ。この関係が長くは続くわけない。きっとこの先辛くなる日はくるから。

俺は宮城から何も奪いたくないんだ。俺は宮城の好きな仕事に並べるくらい立派な人間じゃない。いつかお互いの存在で苦しむようになったら、それはとても辛くて悲しいこと。
俺はそんなの嫌だから、そうなる前に宮城から離れるね。

だから俺と別れてください。

いままで、ありがとう。

高槻忍]



忍からの手紙。
破られたその手紙は、俺の部屋のゴミ箱に捨ててあった。

涙のあともあった、苦しくて切なくて涙が出るくらいなのに、忍は俺に別れを告げる手紙を書いたんだ。


この手紙を見たとき足から崩れ落ちた。

冗談だと思った。
嘘だと。

だけどやっと足が動かせるようになって、隣の部屋に行けば家具も何もない。
初めから忍はいなかったかのように、誰もいない静かな部屋。


手紙は忍が俺の前からいなくなったことを教えてくれた。

だけど何故離れた?

俺の仕事か?

俺は仕事なんか投げ出したっていいくらいお前を大切に思っているのに。

お前の気持ちはどうなんだ?

俺のことが嫌いになったのか?

限界で、一緒にいるのも辛いくらい、だったのか?

この4年、その事ばかり考えてた。
本当は離れたのは俺のためで、忍は辛い決断を一人でしたのではないか。


手紙を読むたびに、忍の気持ちが分からなくて。
知りたかった。




ヴヴヴ…ヴヴヴ…

携帯のバイブが着信を知らせた。

ディスプレイを見てみれば、『忍』と表示されていた。

何年ぶりかに表示される名前。

電話に出てみた。

「宮城っ!どうしよう…」

電話に出るなり忍の叫び声が飛び込んできた。
それは焦りと不安の声。
何事かあったのか聞けば、震えた声でこたえた。

「美和が…美和が倒れたっ」

美和さんが?
いったいどうしたんだ?

急なことで気が動転しそうになったが、今は忍が気になった。

動揺している忍は焦って混乱している。

「忍、とりあえず救急車を呼べっ!」

「え?…」

「俺もすぐ病院に行くから。」

「う、うんわかったっ」

忍に指示をし電話を切り、急いで公園から出て病院へ向かう。




つづく。


************************
今回の連載小説、宮城と忍の絡み少ないですね(´・ゝ・)
書くたびに最初の構想とはかけ離れてきます。
さて、次に終わる予定です(´∀`)

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