歩いた道

さて、どこまで行こう。

時間も、場所もわからないまま

気分のまま・・・

沈んだ気持ちを持ち、それを捨てるため今日も散歩にでました。

朝から降っていた雨も止んで陽が出てきて、俯いて歩いてたけど濡れた地面に陽が反射して眩しくて自然に上を向いて歩いてた。

私の沈んだ気持ちと同じ様に、太陽が雲に隠れて陽が陰って、肌寒い風にあたって。
気分も天気も晴れないまま、どこへ行くのか決まらないまま。
それに、今日は公園にも川にも遊んでる子ども達もいなくて、散歩している人も少なくて。

昨日歩いた公民館まで行って、どこからか音が聞こえたからウォークマンを外した。
そしたら、人が話してる声も響いて聞こえて、川の音、車の走る音、鳥の鳴き声も聞こえた。
今までウォークマンしてて、外の音なんて聞いてなかった。
人の話とかしっかり聞いてなかった自分なのかな？とか思った。
自然の音と、少し肌寒い風、出てきた陽をうけ、このままこの道を歩いてみよう、もう学区外で知らない場所だけど、歩けば変わる気がするから。

何本か橋を越えて、思い出した。一度中学の時に授業のグループ課題で来たことのある河川敷。
いろんなことに無頓着だった気楽な中学生の自分は嫌いだけど、友達との思い出は一番楽しかった気がする。
他の小学校から来た子と仲良くなって、３年間が楽しかった。
お祭行ったり、映画行ったり、授業中の手紙交換、ケンカもした。
クラスが変わったって、部活が違ったって仲がいいのは変わらなかった。
だけど、高校で別の場所に行って、連絡もあまりしなくて今ではお互い何をしてるのかすら知らない。
メールを送っても、返って来なかった。
他の同級生も連絡がつかないみたいで、私が避けられてるんじゃないんだってわかったけど、相手から連絡が来ないなら私もしないって変な意地があって、年賀状もださなくて案の定その子からも来なくて。
自分から、連絡すればいいのにしないのはどっかで避けられることに怯えてるからだと思う。

私はすぐ体調とか崩す奴だから、運動でもなんでもすぐ疲れて、近場でも歩いてくのは嫌だって思ってて。
だけど、散歩してて全然疲れなくて、「あ、自分こんなにも歩けるんだ。」って思った。
一人だから体調崩しても人に迷惑かけないから、気楽で歩けたのかも知れないけど、頑張ればやれるんだって思った。

折り返してた時はもう気分が違ってた。
ずっとポケットに手を入れたまま歩いてたけど、坂を下りるときに腕を振りながら前のめりにならないように一歩一歩歩いてた。

ウォークマンなんて聞かず自然の音を聞いて、

これからは人の気持ちを酌める自分になりたくて、

避けられることに怯えていた自分も嫌で、

今日あの子にメールしてみようかな？

「元気？何してるの？」

って送ったら返してくれるかな？

怖がる自分を

頑張ればできるって自分に変えたくて

明日から新たな生活に変わるから、今日感じた気持ちを忘れずにいたいと思う。



すごく、暗い散歩日記だけど、今日散歩しながら感じていたことです。
今日の自分から脱皮できるよう頑張ります。