「千思万考」ブログサイトの試験的に設置されたブログです。
いつの日にかのための設置なので、それまで試験的にUPしていきます。
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●忍Side●
(…ん……ここ、どこだ…?)
気が付くと、真っ白な天井のある部屋で寝ていた。
たしか先生のお墓の前で、目眩がして
もうダメかと思ってた…
まだ生きてた
まだ少し生きてていいんだ……
「……ッ……」
寝ている暇はないと起き上がると、体が重く鈍く痛みがある。
早く、探さなきゃいけないのに……
ガラガラ
「……忍ッ」
扉が開いたかと思えば宮城が入ってきた。
「な……みや、ぎ……」
「忍、大丈夫かっ!?」
走って駆け寄ると、頭に顔に宮城の手が触れてくる。
なんで宮城がここにいるんだ?
ここは…?
「なんで……」
「忍、医者から聞いた……」
「ッ…………」
聞いた?
何を……?
病気を?
俺がいなくなることを?
知られた……
知られてしまった……
「…どうして俺に言わなかった?」
俺は答えられなかった
言えるわけがない
死ぬなんて
宮城の前からいなくなるなんて……
「……帰って」
「しの…」
「帰れよっ!!俺は……一人で…大丈夫だからっ………」
「……忍…」
それから宮城は、黙ってた俺に、逃げた俺に責めることなく「また明日くるから」と言って帰っていった。
静かな病室では俺の声が小さく響き、枕は温かく濡れた。
●宮城Side●
「…忍?」
朝、忍のいる病院に行けば病室には、忍の姿がなかった。
もう出掛けられる体ではないのに……
看護婦に聞いても、院内を探してもいなかった。
もしやと思い、昨日忍が倒れていた先生の墓場に向かってみた。
行けば、またそこに忍の姿があった。
今度は倒れているなんて事はなかったが、起きているのも辛いだろうに体を無理矢理動かして忍はそこにいた。
忍はいったい何をしているのか
必死に……
使命感のように……
「忍…」
もうやめてくれ……
「忍……」
お願いだから……
「忍やめろっ、病院に帰るぞ!」
「やっ……はな、せ…」
抵抗する忍を捕まえる。
逃げようとしても、もう力ない体では腕を振り切ることもできなくて。
「や…だ、はな……せよ。俺はま、だ……」
尚も抵抗する忍の目には涙が浮かんでいた。
「忍、なにをそんなに必死になってるんだ…」
忍の腕を捕まえ向き合う形になれば、浮かんでいた涙はボロボロと流れてきた。
「う、…お、俺は…ひっく……探す、んだよ……」
泣きながら忍は言った。
「何を探すんだ?」
「四ツ葉のクローバー……」
四ツ葉のクローバーをなぜ?
俺は意味が分からなかった。
自分の病気が治るようクローバーに祈るのか?
だったら尚更病院にいてほしい……
「みや…ぎ、大切な人を失う、気持ち知ってる……から…ズビ」
「それに……宮城は、優しくて……その人をずっと想ってるから…」
俺?
忍がクローバーを探してる理由は俺にあるのか?
「みや、ぎが俺の事……大切にしてくれてたのいっぱい知ってるから……俺、が……ひっく……いなく、なっ…たら、またいなくなった人を想い続けるのかなって………」
「それじゃ、ダメなんだよ……宮城は幸せにならなきゃ……。だから…姉貴に聞いたまじないをやってみようって……」
忍は泣きながら話続けた。
昔、理沙子に聞いた迷信めいたまじないを試そうとしたと。
信じてはいないがもしそれで願いが叶うならいくらでも信じると。
四ツ葉のクローバーを大切な人の年齢の数だけ集めると願いが叶う
それを信じて忍は、辛い体を引きずりながら俺のために四ツ葉のクローバーを探していた。
集めて願うんだ、俺がいなくても宮城が大丈夫なように……幸せになれるように……―――
そう忍は言った。
そんな泣きながら言われたら
そんな必死に俺のために言われたら引き留めることが出来なかった。
四ツ葉のクローバーの花言葉は幸運――
だけどな忍、クローバーにはまだ意味があるんだ……
つづく。
************************
テスト中の妄想昨。
出来立てほやほや。今書き起こし終えました。(1/27 0時40分)
考えていたのより長くなりました。
クローバーのまじないは私が考えたので本当にはありません^^
(…ん……ここ、どこだ…?)
気が付くと、真っ白な天井のある部屋で寝ていた。
たしか先生のお墓の前で、目眩がして
もうダメかと思ってた…
まだ生きてた
まだ少し生きてていいんだ……
「……ッ……」
寝ている暇はないと起き上がると、体が重く鈍く痛みがある。
早く、探さなきゃいけないのに……
ガラガラ
「……忍ッ」
扉が開いたかと思えば宮城が入ってきた。
「な……みや、ぎ……」
「忍、大丈夫かっ!?」
走って駆け寄ると、頭に顔に宮城の手が触れてくる。
なんで宮城がここにいるんだ?
ここは…?
「なんで……」
「忍、医者から聞いた……」
「ッ…………」
聞いた?
何を……?
病気を?
俺がいなくなることを?
知られた……
知られてしまった……
「…どうして俺に言わなかった?」
俺は答えられなかった
言えるわけがない
死ぬなんて
宮城の前からいなくなるなんて……
「……帰って」
「しの…」
「帰れよっ!!俺は……一人で…大丈夫だからっ………」
「……忍…」
それから宮城は、黙ってた俺に、逃げた俺に責めることなく「また明日くるから」と言って帰っていった。
静かな病室では俺の声が小さく響き、枕は温かく濡れた。
●宮城Side●
「…忍?」
朝、忍のいる病院に行けば病室には、忍の姿がなかった。
もう出掛けられる体ではないのに……
看護婦に聞いても、院内を探してもいなかった。
もしやと思い、昨日忍が倒れていた先生の墓場に向かってみた。
行けば、またそこに忍の姿があった。
今度は倒れているなんて事はなかったが、起きているのも辛いだろうに体を無理矢理動かして忍はそこにいた。
忍はいったい何をしているのか
必死に……
使命感のように……
「忍…」
もうやめてくれ……
「忍……」
お願いだから……
「忍やめろっ、病院に帰るぞ!」
「やっ……はな、せ…」
抵抗する忍を捕まえる。
逃げようとしても、もう力ない体では腕を振り切ることもできなくて。
「や…だ、はな……せよ。俺はま、だ……」
尚も抵抗する忍の目には涙が浮かんでいた。
「忍、なにをそんなに必死になってるんだ…」
忍の腕を捕まえ向き合う形になれば、浮かんでいた涙はボロボロと流れてきた。
「う、…お、俺は…ひっく……探す、んだよ……」
泣きながら忍は言った。
「何を探すんだ?」
「四ツ葉のクローバー……」
四ツ葉のクローバーをなぜ?
俺は意味が分からなかった。
自分の病気が治るようクローバーに祈るのか?
だったら尚更病院にいてほしい……
「みや…ぎ、大切な人を失う、気持ち知ってる……から…ズビ」
「それに……宮城は、優しくて……その人をずっと想ってるから…」
俺?
忍がクローバーを探してる理由は俺にあるのか?
「みや、ぎが俺の事……大切にしてくれてたのいっぱい知ってるから……俺、が……ひっく……いなく、なっ…たら、またいなくなった人を想い続けるのかなって………」
「それじゃ、ダメなんだよ……宮城は幸せにならなきゃ……。だから…姉貴に聞いたまじないをやってみようって……」
忍は泣きながら話続けた。
昔、理沙子に聞いた迷信めいたまじないを試そうとしたと。
信じてはいないがもしそれで願いが叶うならいくらでも信じると。
四ツ葉のクローバーを大切な人の年齢の数だけ集めると願いが叶う
それを信じて忍は、辛い体を引きずりながら俺のために四ツ葉のクローバーを探していた。
集めて願うんだ、俺がいなくても宮城が大丈夫なように……幸せになれるように……―――
そう忍は言った。
そんな泣きながら言われたら
そんな必死に俺のために言われたら引き留めることが出来なかった。
四ツ葉のクローバーの花言葉は幸運――
だけどな忍、クローバーにはまだ意味があるんだ……
つづく。
************************
テスト中の妄想昨。
出来立てほやほや。今書き起こし終えました。(1/27 0時40分)
考えていたのより長くなりました。
クローバーのまじないは私が考えたので本当にはありません^^
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やっと、忙しさから抜け出せた。
本当にここ何週間かは倒れると思うくらいに忙しくて
それになによりも忍に会えないのが辛かった。
一週間前から忍には会っていないし、忍からあんなこと言ってくるとも思わなかった。
――仕事に構ってろ――
あれはキツかったな。
突き放されたような、そんな気分。
でも今日は会える。
早く忍に会って、抱き締めたい
会えない日が続くなんていつものことなのに
どうしてか今は無性に忍に会いたい。
この扉を開けたら忍がいるだろうか
ガチャ
部屋を開ければ、中は真っ暗だった。
朝出たまま、誰かが入った形跡がない。
「来て…ないのか……」
ドサッとソファーに座る。
疲れた溜め息をつくと、ソファーに体を埋めていく。
「…来ないのか……?」
忍、この一週間何をしてたんだろう。
同じマンションに住んでいるのに、一度もすれ違いもしなかったな、時間帯が違うのもあるが……
「連絡してみるか…」
電話では忍を呼び出す音がなる。
『おかけになった番号は、現在使われていないか電波……』
忍に繋がることなく、無情にもそれだけが今の忍との距離を思い知らされた。
そういえば最後に会った忍の顔色悪かったな。
よく寝れてないとか言っていたが…
それに元気がなかった。
「…忍っ」
忍の部屋の鍵をもつと急いで、隣に向かう。
ガチャ
鍵を挿し込み、部屋のドアを開ける。
この鍵を使うのはどれくらいぶりだろう。
連絡するのも部屋にいくのも、こんなにも時間がたっているなんて。
忍の部屋も真っ暗だった……
どこの部屋を探してもいない。
忍、どこに行ったんだ?
もう時間は23時。
こんな時間まで何処にいるんだ……
外に出て、公園や駅、コンビニなど忍の行きそうな所を探したがいなかった。
マンションに戻り気が付く。
忍のポストに溜まる新聞紙や手紙を。
新聞の日付を見れば一週間前のもの
「ッ…………」
あいつあの日から部屋に帰っていないのか?
ずっと会えなくても隣にいると思ってた。
何で急にいなくなった?
あの日は喧嘩もしていないのに、普通だったのに……
普通…?――
元気がなかった…
あれには理由があったのか?
俺に何も言わず、どこかへ行ったのは何か言えないことがあったのか?
「忍、どこへ行ったんだよ……」
お前に会いたい…
何故か胸騒ぎがするんだ…
早く忍に会わなくては、この先絶対に会えない気がして…
だけど何日、何週間探しても見つからない。
忍の友人に聞いても、学部長、理沙子に聞いても、誰も知らない。
お前はどこにいるんだ。
どうして俺の前からいなくなった?
俺の心はこんなにも重いのに、心地いい風が吹き抜ける。
忍を先生の墓に連れてった時も、こんな風が吹いていた気がする。
優しく俺のこれからすることを許すように、まるで先生のように。
先生の墓……
いや、まさかな。
忍をあそこへ連れていったのはたった一度だ。
だけど、尚も優しく吹き抜ける風に導かれるように車を走らせた。
いないかもしれない、いる保証なんかないけど、先生の墓場まで来てしまった。
まだ風は優しく吹く。
階段を上がる、そこに忍がいてほしい、その気持ちはある。
どうか忍がいますように。
どうか忍に会えますように…
階段を上がると先生の墓場の前に、誰かがいた。
墓場の前で横たわっていたのは忍で。
「忍っ」
駆け寄ると、意識がなかった。
最後に会った時よりやつれていて、顔に生気が見られない。
いつから…
もしかしたらあの日の前からもう……
忍は何か病気に犯されているのではないか。
忍が言えなかったのはこれか?
俺の前からいなくなったのは………
つづく。
************************
なんかワケわからんくなってきた(´ε`)ゞ
あと2話くらいで終るかな?と思います。
それにしても「歌/のおに/いさん」面白いですね(>艸<)
今、リアルに見てますww
大/野素敵(ノ>∀<)ノ
本当にここ何週間かは倒れると思うくらいに忙しくて
それになによりも忍に会えないのが辛かった。
一週間前から忍には会っていないし、忍からあんなこと言ってくるとも思わなかった。
――仕事に構ってろ――
あれはキツかったな。
突き放されたような、そんな気分。
でも今日は会える。
早く忍に会って、抱き締めたい
会えない日が続くなんていつものことなのに
どうしてか今は無性に忍に会いたい。
この扉を開けたら忍がいるだろうか
ガチャ
部屋を開ければ、中は真っ暗だった。
朝出たまま、誰かが入った形跡がない。
「来て…ないのか……」
ドサッとソファーに座る。
疲れた溜め息をつくと、ソファーに体を埋めていく。
「…来ないのか……?」
忍、この一週間何をしてたんだろう。
同じマンションに住んでいるのに、一度もすれ違いもしなかったな、時間帯が違うのもあるが……
「連絡してみるか…」
電話では忍を呼び出す音がなる。
『おかけになった番号は、現在使われていないか電波……』
忍に繋がることなく、無情にもそれだけが今の忍との距離を思い知らされた。
そういえば最後に会った忍の顔色悪かったな。
よく寝れてないとか言っていたが…
それに元気がなかった。
「…忍っ」
忍の部屋の鍵をもつと急いで、隣に向かう。
ガチャ
鍵を挿し込み、部屋のドアを開ける。
この鍵を使うのはどれくらいぶりだろう。
連絡するのも部屋にいくのも、こんなにも時間がたっているなんて。
忍の部屋も真っ暗だった……
どこの部屋を探してもいない。
忍、どこに行ったんだ?
もう時間は23時。
こんな時間まで何処にいるんだ……
外に出て、公園や駅、コンビニなど忍の行きそうな所を探したがいなかった。
マンションに戻り気が付く。
忍のポストに溜まる新聞紙や手紙を。
新聞の日付を見れば一週間前のもの
「ッ…………」
あいつあの日から部屋に帰っていないのか?
ずっと会えなくても隣にいると思ってた。
何で急にいなくなった?
あの日は喧嘩もしていないのに、普通だったのに……
普通…?――
元気がなかった…
あれには理由があったのか?
俺に何も言わず、どこかへ行ったのは何か言えないことがあったのか?
「忍、どこへ行ったんだよ……」
お前に会いたい…
何故か胸騒ぎがするんだ…
早く忍に会わなくては、この先絶対に会えない気がして…
だけど何日、何週間探しても見つからない。
忍の友人に聞いても、学部長、理沙子に聞いても、誰も知らない。
お前はどこにいるんだ。
どうして俺の前からいなくなった?
俺の心はこんなにも重いのに、心地いい風が吹き抜ける。
忍を先生の墓に連れてった時も、こんな風が吹いていた気がする。
優しく俺のこれからすることを許すように、まるで先生のように。
先生の墓……
いや、まさかな。
忍をあそこへ連れていったのはたった一度だ。
だけど、尚も優しく吹き抜ける風に導かれるように車を走らせた。
いないかもしれない、いる保証なんかないけど、先生の墓場まで来てしまった。
まだ風は優しく吹く。
階段を上がる、そこに忍がいてほしい、その気持ちはある。
どうか忍がいますように。
どうか忍に会えますように…
階段を上がると先生の墓場の前に、誰かがいた。
墓場の前で横たわっていたのは忍で。
「忍っ」
駆け寄ると、意識がなかった。
最後に会った時よりやつれていて、顔に生気が見られない。
いつから…
もしかしたらあの日の前からもう……
忍は何か病気に犯されているのではないか。
忍が言えなかったのはこれか?
俺の前からいなくなったのは………
つづく。
************************
なんかワケわからんくなってきた(´ε`)ゞ
あと2話くらいで終るかな?と思います。
それにしても「歌/のおに/いさん」面白いですね(>艸<)
今、リアルに見てますww
大/野素敵(ノ>∀<)ノ
宮城から離れてどこへ行こう。
行く宛なんてなかった。
帰る場所もない。
ただ足が進むまま、どこか遠いとこ。
なんでだろう、知らない土地に行きたかったのに
不安なのか自分の知っている場所に来てしまう。
先生の、宮城の好きだった人のお墓。
お墓を目の前にして考えてしまう。
先生は宮城の事が好きで離れなければいけないと分かったとき、悔しかったんではないかと。
その時、どういう気持ちだったのかな?
やっぱ俺みたく、沢山泣いたよね。
俺も沢山泣いた。
毎日、毎日泣いても涙はかれることがなく
泣く度に、宮城への想いが強くなって。
苦しかった。
「俺も貴女みたいな存在になれたのかな?」
貴女は宮城に与えられるものが多くて、俺には何一つなかった。
だけど少しは幸せにできたかな?
俺がいて、宮城に幸せは訪れてたかな?
もっともっと幸せをあげたかった。
何か俺が生きてる間に宮城にしてやれることはないのか、本気で考えた。
だけど、こんな体でもう時間もないのに何をしてやれるんだろう。
俺は…逃げたんだ
今さら宮城に関わっちゃダメだ。
「あ、四ツ葉のクローバー…」
先生のお墓の回りには沢山のクローバーがなっていた。
そこで偶然に見つけたソレ。
「四ツ葉のクローバー……たしか花言葉は幸福って聞いた覚えが……」
昔姉貴に聞いた覚えがある。
クローバーのおまじないを。
あれはたしか……、
薄れた記憶を細い紐を引くように手繰り寄せ思い出す。
まじないなんて一度もやったことがないし、信じてもいない。
だけど、今はそれにすがり付きたくて、叶うならいくらだって信じる。
今の俺にできることがこれくらいしかないなら、やるしかない。
どれくらい時間が残されているかなんて覚えていない。
できる限り、生きている間に。
俺はどれだけ宮城に幸せを残せるかな?
四ツ葉のクローバーを探さなくちゃ。
その日から、毎日四ツ葉のクローバーを探すことにした。
もう体もふらふらだった。
今の俺を動かしているのは宮城への想いだけで。
毎日宮城を想えることに少し嬉しさを感じていた。
「ゴホッ、ゴホッ…」
咳も止まらなく、目の前が霞んできた。
まだ駄目なんだ、まだ集めてない。
あと少しだけ時間をちょうだい…
あと少し……
『忍っ』
あ、宮城の声だ。
なんか久々に聞いたな。
幻聴が聞こえるくらい、会いたいのに
俺はこのまま……
せっかくクローバー集めたのに、宮城に………
俺の意識は途絶えた。
つづく。
************************
やっぱ悲愛って難しい。。。
終わり方があやふやになってきました(´`)
いろいろ考えた結果、「沢山の好きをありがとう」は2通りの話を書くことにしました。
副タイトル予定は「True Love」と「The middle of mine」です。
どんな話になるかはお楽しみに^^
なんて大きなことは言えませんけど、お付き合い願います。
************************
一週間前、医者に言われたこと
あれはなんて言ってたのかな?
ただ漠然と自分が死ぬことだけが理解できた。
何故俺が?
何かしたかな?
わけがわからなくて
涙が溢れてきて
息ができなくて
もう宮城と一緒にいることができないんだ、そう思ったらこの世の絶望を知った。
病気は発見が遅かったのか、病状は進行していた。
治療しても少しの延命は出来るが、助かる見込みはないに等しいと言われた。
医者も苦汁の決断なのか俺に2つの選択肢をくれた。
一つは延命のため、入院し薬や点滴など延命治療をすること
二つ目は……―――
俺の決断は簡単だった。
それはもう当たり前のように、一瞬も考えることなく選んでいた。
俺に残された時間は3ヶ月と、あまりにも短い。
その嘘のような時間に笑いたくなったけど、現実で
俺はそれを選んだ。
――二つ目は延命治療をせず、死ぬまでを自分の好きなように生きる。
俺にはこれを選ぶほかない。
治療をすれば副作用で今より体力はなくなり病院で寝たきりになるって…
そんなので延命されても…
宮城に知られたら…
死ぬことよりも何よりも、宮城に知られるのが怖かった。
だから、知られる前に
逃げるんだ、宮城のわからないどこかに…
ごめんね、逃げて
ごめんね、生きられなくて
ごめんね、宮城
好きだよ。
だからこそあんたから離れる。
俺のいつもの我が儘って呆れていいから
もう迷惑なんてかけない
我が儘なんて言わない
だから、離れる我が儘だけは許してね。
つづく。
************************
1話目からの分岐になります。1話目は先に書いたのでもう共通ということで!
今回あんま進まなかったです(´ `)
2パターンあるのでそんな長くはならないかと。
副タイトル予定は「True Love」と「The middle of mine」です。
どんな話になるかはお楽しみに^^
なんて大きなことは言えませんけど、お付き合い願います。
************************
一週間前、医者に言われたこと
あれはなんて言ってたのかな?
ただ漠然と自分が死ぬことだけが理解できた。
何故俺が?
何かしたかな?
わけがわからなくて
涙が溢れてきて
息ができなくて
もう宮城と一緒にいることができないんだ、そう思ったらこの世の絶望を知った。
病気は発見が遅かったのか、病状は進行していた。
治療しても少しの延命は出来るが、助かる見込みはないに等しいと言われた。
医者も苦汁の決断なのか俺に2つの選択肢をくれた。
一つは延命のため、入院し薬や点滴など延命治療をすること
二つ目は……―――
俺の決断は簡単だった。
それはもう当たり前のように、一瞬も考えることなく選んでいた。
俺に残された時間は3ヶ月と、あまりにも短い。
その嘘のような時間に笑いたくなったけど、現実で
俺はそれを選んだ。
――二つ目は延命治療をせず、死ぬまでを自分の好きなように生きる。
俺にはこれを選ぶほかない。
治療をすれば副作用で今より体力はなくなり病院で寝たきりになるって…
そんなので延命されても…
宮城に知られたら…
死ぬことよりも何よりも、宮城に知られるのが怖かった。
だから、知られる前に
逃げるんだ、宮城のわからないどこかに…
ごめんね、逃げて
ごめんね、生きられなくて
ごめんね、宮城
好きだよ。
だからこそあんたから離れる。
俺のいつもの我が儘って呆れていいから
もう迷惑なんてかけない
我が儘なんて言わない
だから、離れる我が儘だけは許してね。
つづく。
************************
1話目からの分岐になります。1話目は先に書いたのでもう共通ということで!
今回あんま進まなかったです(´ `)
2パターンあるのでそんな長くはならないかと。
ボツしようと思ったけど、いちお載せておきます(´ `)ゞ
本館に載せるかは微妙(笑)
こんなん忍ちんじゃない(`Д´)ノシ
************************
『タバコ』
「なぁ、宮城…」
「ん?なんだぁ?」
部屋でくつろいでいれば、忍が部屋に入ってきた。
「タバコって美味しいの……?」
「ん?あぁ、もう癖になるくらいな。」
「………」
「忍?」
急に黙りこくり、忍は下を向いてしまった。
「おっ、俺も吸う!!」
「わっ、おい忍っ!?」
掴みかかり、俺の吸っていたタバコを取り上げようとする。
「お前まだ未成年だろっ」
「1年くらい変わんないだろっ!!いいから寄越せよっ」
あまりにしつこいから、忍をソファーへ突き飛ばした。
「いい加減にしろ!ガキが吸うもんじゃないっ」
突き飛ばされた忍は俯いたまま肩を震わせ泣き始めた。
「お、おい?」
「………も死ぬ~」
「……は?」
死ぬ?
今、死ぬって言ったか?
どういう意味だ?
「し、死ぬってなんだよ忍?!」
「う"ぉ……みや…ぎが死ぬなら俺も死ぬ~~う"っう"……」
え?は?俺が死ぬ!?
「まてまてまて!俺が死ぬってなんだよっ」
「だって……だって……タバコ吸いすぎると体に良くないし……そ、それに…知ってるか?!解剖すると、タバコ吸いすぎるやつの肺は真っ黒で……持ってるだけでも黒い液体が出てくんだぞっ!」
は………?
タバコ吸うと、体に悪くて……肺が黒くなって、
解剖すると肺から黒い液体が出てくる?
「だ、だからきっと宮城の肺も真っ黒で……吸いすぎで死んじゃうんだって……俺解剖された時の宮城の肺なんか見たくねぇし……」
えーーーー?
なんでそこで解剖は決定事項なんだ?
俺、解剖されるような死に方なのか?!
「だったら、俺も一緒に吸って……宮城と死のうと思って……」
「ま、待て!なんでそんなに心配してんだよ!タバコの吸いすぎで簡単に死ぬか!俺は解剖されるようなそんな死に方なのか?!」
突っ込みたいことばかりだ…
でもまだ忍は泣き止まない。
「…お前がそんなに心配するなら、本数は少なくするから…」
「本当?」
「あぁ」
パッと顔を上げ心底安心そうにする忍に何故か嬉しくなってしまった。
まったく、今まで一度だって禁煙に成功したことがないのに、こいつの一言で変わってしまった。
――宮城が死ぬなら俺も死ぬ――
忍が死ぬって言ったとき、焦った。
理由はどうであれアイツが死ぬことを想像できないから。
ましてや俺と心中だと?
馬鹿言うな。
俺が生きてる限りお前も生き続けるなら、俺は何歳までだって生き続けてやる。
おわり
************************
最終的にうまくまとめた感はある(笑)
これ死ぬとか言ってますがギャグになります。
捕捉説明をすると……ん~?…これはガッコの病理学の先生が言ってたことなんですが、喫煙者の肺は解剖した時に手に持ち上げると、持ってるだけなのに肺から黒い液体が出てくるらしいです(´Д`)
それだけ肺がタバコによって黒くなっててその成分が出てくるとかで。。。
この話を聞いて、絶対にタバコなんて吸わない!!と心に決めました。
まぁ、タバコの煙が元から嫌いなんで吸わないけど(笑)
ちなみに先生もそれを見てからタバコやめたらしいです(笑)
こんな話を聞いて、今回の話を書いちゃいました。
内容が内容だし、小説もなんだ?って感じになったので本館移動はするかわかりません(´ε`)ゞ笑
こんなんでも読んでくれた方、ありがとございますm(__)m
本館に載せるかは微妙(笑)
こんなん忍ちんじゃない(`Д´)ノシ
************************
『タバコ』
「なぁ、宮城…」
「ん?なんだぁ?」
部屋でくつろいでいれば、忍が部屋に入ってきた。
「タバコって美味しいの……?」
「ん?あぁ、もう癖になるくらいな。」
「………」
「忍?」
急に黙りこくり、忍は下を向いてしまった。
「おっ、俺も吸う!!」
「わっ、おい忍っ!?」
掴みかかり、俺の吸っていたタバコを取り上げようとする。
「お前まだ未成年だろっ」
「1年くらい変わんないだろっ!!いいから寄越せよっ」
あまりにしつこいから、忍をソファーへ突き飛ばした。
「いい加減にしろ!ガキが吸うもんじゃないっ」
突き飛ばされた忍は俯いたまま肩を震わせ泣き始めた。
「お、おい?」
「………も死ぬ~」
「……は?」
死ぬ?
今、死ぬって言ったか?
どういう意味だ?
「し、死ぬってなんだよ忍?!」
「う"ぉ……みや…ぎが死ぬなら俺も死ぬ~~う"っう"……」
え?は?俺が死ぬ!?
「まてまてまて!俺が死ぬってなんだよっ」
「だって……だって……タバコ吸いすぎると体に良くないし……そ、それに…知ってるか?!解剖すると、タバコ吸いすぎるやつの肺は真っ黒で……持ってるだけでも黒い液体が出てくんだぞっ!」
は………?
タバコ吸うと、体に悪くて……肺が黒くなって、
解剖すると肺から黒い液体が出てくる?
「だ、だからきっと宮城の肺も真っ黒で……吸いすぎで死んじゃうんだって……俺解剖された時の宮城の肺なんか見たくねぇし……」
えーーーー?
なんでそこで解剖は決定事項なんだ?
俺、解剖されるような死に方なのか?!
「だったら、俺も一緒に吸って……宮城と死のうと思って……」
「ま、待て!なんでそんなに心配してんだよ!タバコの吸いすぎで簡単に死ぬか!俺は解剖されるようなそんな死に方なのか?!」
突っ込みたいことばかりだ…
でもまだ忍は泣き止まない。
「…お前がそんなに心配するなら、本数は少なくするから…」
「本当?」
「あぁ」
パッと顔を上げ心底安心そうにする忍に何故か嬉しくなってしまった。
まったく、今まで一度だって禁煙に成功したことがないのに、こいつの一言で変わってしまった。
――宮城が死ぬなら俺も死ぬ――
忍が死ぬって言ったとき、焦った。
理由はどうであれアイツが死ぬことを想像できないから。
ましてや俺と心中だと?
馬鹿言うな。
俺が生きてる限りお前も生き続けるなら、俺は何歳までだって生き続けてやる。
おわり
************************
最終的にうまくまとめた感はある(笑)
これ死ぬとか言ってますがギャグになります。
捕捉説明をすると……ん~?…これはガッコの病理学の先生が言ってたことなんですが、喫煙者の肺は解剖した時に手に持ち上げると、持ってるだけなのに肺から黒い液体が出てくるらしいです(´Д`)
それだけ肺がタバコによって黒くなっててその成分が出てくるとかで。。。
この話を聞いて、絶対にタバコなんて吸わない!!と心に決めました。
まぁ、タバコの煙が元から嫌いなんで吸わないけど(笑)
ちなみに先生もそれを見てからタバコやめたらしいです(笑)
こんな話を聞いて、今回の話を書いちゃいました。
内容が内容だし、小説もなんだ?って感じになったので本館移動はするかわかりません(´ε`)ゞ笑
こんなんでも読んでくれた方、ありがとございますm(__)m