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「千思万考」ブログサイトの試験的に設置されたブログです。 いつの日にかのための設置なので、それまで試験的にUPしていきます。
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今日もあの公園に来てしまう。

あの席に座り、ただぼけーと風景を眺めながら。

今日が休日で良かったと本気で思う。

昨日の今日でまともに仕事なんかできそうもない、上條に迷惑をかけてしまうのは目に見えている。


もう2月も半ばか……


公園に咲く梅の花を眺めながら思う。

あいつが俺の部屋の隣に越してきた時と同じ季節だよな。


「ふっ………」


どこにいても想うのは忍のことばかり。
自分でも情けないくらいだと思う。
忍の婚約者にあって少なからず嫉妬をしていた。
あんなに素晴らしい娘さんなのに。

嫉妬なんて、忍があのオーストラリアの友人に笑いかけていたのを見た時以来だな。

忍への気持ちを軽く見ていた俺が、初めて目の当たりにした光景に恥も外聞も捨ててでも、あいつを取り返したい、そう嫉妬した瞬間だった。

俺はいつも気が付くのが遅いんだ。



『咲乱す 桃の中より 初桜』


忍を想い、自分が情けなく思う度に頭に思い出される句。


まるで俺みたいだ…


咲き誇る桃の花にすっかり気をとられ、気付いた時には桃に混じり初々しい初桜がほころび始めていた


まるで俺のよう…


忍が好きだ好きだと特攻をかけてきて、忍のいる居心地になれた頃、離れていくアイツを見て気が付いた。
俺の中には忍への確かな気持ちが芽生えていて。


忍の気持ち(梅)にばかり気をかけていたら、俺の恋心(初桜)に気付くのが遅かった。

あの時ほど何かを求めた事はないかもしれない。


忍のいる幸せ。
今でも俺の求めているもの。


あの句のように、あの時の俺のように、今もまだ気付けていないことがあるのかもしれない。



「はぁ…もうわかってるんだよ。」


わかってる、忍から離れなくちゃいけないことくらい。

きっとアイツは俺の気持ちに気が付いている。
俺が勝手に忍を想ってる分にはいい。

だけどアイツの邪魔になる気持ちだったらどうする?


婚約者がいるんだ…


『普通』の人と恋をしたんだ…


『普通』に自分を異端と思えて笑えてくる。




クシャ


今まで何度も読んでは、悔しくて握りしめられてきた紙はもうボロボロで、自分のよう。





異端でもいい


お前の本当の



俺が気づいてやれなかった気持ちを知りたいんだ。




つづく。

************************
進展があまりしなかった6話目。笑
途中で出てきた句は芭蕉さんの句です。
前に図書館で借りた芭蕉本はこの句を使いたいばかりに借りたんです(´ω`)ゞ笑
あと何話で終るか不明になってきました。
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はい!変なタイトル??笑

これから廻事を書くのは変なタイトルつけようと思います(笑

そう!!今日バイトに行って、私ケーキ屋でバイトしてるんですが特注のケーキはホールのケーキにイラスト描いてもらえるんですよ!!
今日親子で来てて、女の子の誕生日にプリキュアのキャラを描いて欲しいって資料持ってきてました!!

うちの店長は天才です!!
めちゃイラストが上手で、噂を聞きつけて遠くからいらっしゃるお客様もいます^^

ででで、今日のお客様ので「ミスター・サタン」の注文のがあって、いったい何歳の人が注文したのかなぁと思って注文票を見たら、ローソク小7って書かれてたので、7歳の子??と思って驚きでした!!
んで、店長に聞いたらやっぱ7歳の子らしいです(笑
渋いっていうかシュールというか。。。笑
悟空ならわかるのになぁ、と思いながら。
でも見事にサタンがケーキのど真ん中に描かれてました(笑


追記はバイト中に考えてたこと書きます。



どこだここ?

暗い

まわりに何もない

見えない


暗闇を見渡していると、急に突風が吹き思わず目をつむってしまった。


目を開けると、そこは見覚えのある所。


その場所にはある人がいて……


宮城だ


俺の大切な人。
大好きな人。


「(みや………っ!!)」


声が出ない。


先生のお墓の前にいる宮城。

俯いて表情が見えない。

だけどその背中が寂しそうで

抱き締めたい


「(みやぎ…)」


「先生、俺は…俺には先生だけなんです……」


涙を流し顔を上げた宮城は今よりも15歳くらい若く見える。


「俺は先生以外に好きになれない……」


悔しそうに悲しそうに泣く宮城を見て、俺も気付かないまま涙を流していた。


これは宮城が先生を失ったときのだ。

確信はないが、そう思った。




宮城悲しまないで

俺がいるから



宮城泣かないで

絶対傍から離れないから



宮城のこと大好きで大好きで

苦しいくらいなんだから



俺の愛に気づいて……

俺が抱き締めてあげるから……



「(宮城っ!!)」






「………ぶ…」

「し……ぶ?」


声がして目を覚ますと宮城が心配そうに見つめていた。

「忍、どうした?」

「みや…ぎ?」

「お前うなされてたぞ…それに泣いてる」

「え?」

目元を拭ってくれた。


宮城が俺を見てる。

俺の声が聞こえてる。



「おわっ!忍!?」


おもいっきり宮城に抱きついた。


「おいおいどうした忍ちん?怖い夢でも見たか?」


抱きついた俺を宮城は優しく包んでくれて、あやすように背中を撫でてくれた。

気持ちよくて、ほっとして。


「宮城…ずっと傍にいるよ………ずっとずっと大好き…」


「っ!!……俺もずっと忍が好きだよ」



本当にずっと宮城の傍にいるから

だから俺の愛に気づいてね。




おわり。


************************
カラオケでペニシリンの「ロマンス」を歌ってサビの部分で妄想してみました。笑
『愛に気づいてください』、とてもいいフレーズですよね^^
まるで、宮城とくっつく前の忍のよう(´ω`)
小説タイトルは曲のタイトルを拝借しました。副タイはサビで。


アンケートのコメントに廻癒され中です(*>v<*)
リクエストは2月入ったら実行してみようと思います。
してくださるという温かい方たちがいらしたので(*´∀`*)
詳しいことは、2月に本館の方で(´ω`)ゞ

「5年目の恋」の続きも仕上げ中です!!

The 変なタイトル\(^∀^)/

テスト終わったぃ!!
そしてストレス発散に友達と2人でカラオケへ!!
フリーにしたけど、2人なので5時間半が限界でした。。。
あと3時間半もいられない。。。

追記の方には、廻のカオス曲集を載せときます(笑
いや~変なの歌った!!



「教授、落ちましたよ」

「ん?あぁ、ありがと。」

弘樹は落ちていた物を拾って宮城に渡した。

「クローバーの栞ですか?」

「あぁ」



========================

忍がクローバーを探すのを止められないまま2・3日が経ってしまった。

俺は何も手伝えることがなくて

忍を見守ることしか出来なかった。

毎日必死に

見つけると嬉しそうに


今日も忍の傍に付いていよう。
何もできることがないのならば、一緒にいて寂しい思いをしないように。

そう思い忍の病室に向かっているとと医者や看護婦が慌ただしく入っていった。
不安に思い病室に入れば、沢山の機械に囲まれた忍がいた。
回りには医者や看護婦もいて、なにやらやっていた。


また俺は見ていることしかできない……

忍の姿を見れば苦しそうにしていて、俺を見つめ悲しそうな顔をしている。

今にも泣き出しそうに

自分を責めるように……



「宮城さん…やれることはやりつくしました……覚悟を持たれたほうがいいでしょう……」

医者はそう一言残すと看護婦と共に病室を出ていった。


覚悟?


忍が死ぬなんて覚悟を持たなくちゃいけないのか?

そんな覚悟……


「みや…ぎ……」

忍に呼ばれ、はじめて忍に近寄る。
俺を手繰り寄せるように手を伸ばして

「忍……」

「おれ…行かなきゃ…クローバー………探し、に……」

もう本当は自分の力で起こすのも大変な体を、一生懸命に動かそうとしていて……

「忍…もういいから……もう」

「ま…だ、集まってないんだよ……」

握られたクローバーを目の前に差し出される。

何日もかけて探し出したソレらは萎れていて

「17……しか集まってない……」

あんだけ必死に探しても半分にしか満たなく、それが悔しいのか忍は涙した。

「ごめ……みや、ぎ……俺には、こんくらいしか…してやれること…ねぇのに……」

「忍」

「でも、もう…探しにいけ、…そうにねぇや……」

苦しそうに、涙を流しながら


忍……十分だよ……

忍…俺は……







「17も集まれば十分だよ…」

もう探しに行けないと言った俺に宮城はそう言った。

泣くのを堪えているのか、少し目を細めて、だけど優しく微笑んでくれて

「17なんて、俺達の年の差と一緒だな。忍、2人で幸せって…どうだ?1人の半分の幸せを2人合わせて“幸せ”。俺に忍がいて幸せだったように、忍だって俺がいて幸せだっただろ?」

優しく微笑みながら宮城は俺の頭を撫でる。


宮城……幸せだった?

俺といて幸せだったんだ


俺だって同じだよ。


「うん……幸せだった」


「忍、2人で幸せだな。……忍好きだよ」


宮城はコクリと頷いた俺にキスをしてくれた。


やっぱ宮城は優しいや。

俺は宮城と一緒にいられて幸せだった。


沢山の『嬉しい』をもらって

沢山の『幸せ』をもらって


四ツ葉のクローバーで2人『幸せ』



もう我が儘は言わないつもりだったけど

宮城は優しいから許してくれるよね。


クローバーに俺の想いを混ぜて



ねぇ宮城、ありがとね。


いっぱいいっぱいの


幸せを


好きを


ありがとう




========================


「三つ葉のクローバーで栞なんて珍しいですね。」

栞を渡したあと、不思議そうに上條は聞いてきた。

「だろ。」

「?」

意味ありげに言うと上條は、わからないという風に反応をした。


忍が亡くなった後、忍が一生懸命集めてくれたクローバーの中にあるものに気が付いた。

忍が集めていた四ツ葉のクローバーには幸運以外に意味があったんだ。


『私を想ってください』


忍がずっと、自分がいなくても俺が幸せになれるようにクローバーを探してくれていた。
俺に『幸運』が訪れるように。

俺はもう一つの意味を知っていたから言えなかったんだ。

自分がいなくても、なんて思ってる忍に。

もし意味を知ったら探すのをやめてしまうと思ったから。
拒絶される気がして……


だけど、沢山のクローバーの中にあるソレに気が付いて俺は忍の本当の気持ちに気が付いた。

四ツ葉のクローバーに混ざる1つの三ツ葉のクローバー

それを見たとき、俺の目からは我慢していた涙が溢れ出してきた。

もう動くことのない、まだ温もりが残る忍を抱き締めながら、年甲斐もなく声を出して泣いた。


忍は四ツ葉のクローバーの意味も知っていたのかもしれない。
そこに混ざる三ツ葉のクローバーは忍の最後の言葉のように、俺の胸に深く深く刻み込まれた。


『私を思い出して』



最後の我が儘だから、俺を思い出してね…―――



忍がそう言っているように思えた。



忍、俺はいつだってお前を想ってるよ

クローバーなんかなくても俺に幸せは訪れる。


お前がいてくれた

沢山の『嬉しさ』や『幸せ』をくれた


これからもお前との思い出が俺を幸せにしてくれる。


だから俺はいつでもお前のことを思い出すよ。




俺が忍を想って、忍が俺を想う


2人で『幸せ』






おわり。



************************
「沢山の好きをありがとう~True Love~」を読んで頂きありがとうございました!!
True Love編完結しました!
今までで一番最短で連載(?)終わりました(・∀・)
う~ん、捕捉というかあとがきは何を書けばいいのやら(´~`)
本館に移してからでもいいんですけど、一つだけ捕捉しとくならば忍の入院してる病院は先生のお墓の近く、宮城の地元になります。
なんやかんやの捕捉説明はまた本館に移してからということで(´ω`)ゞ

「沢山の好きをありがとう」のThe middle of mine編もお楽しみにしていただけたらと思いますm(__)m

では、ありがとうございました!!
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